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3方面からのCognitive Training

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学校の教育は教科教育が主ですが、勉強だけできても対人関係などの社会面の力に問題があれば、さまざまな生きにくさ、非行、トラブルに巻き込まれるなどにもつながったりします。
勉強ができても、スポーツができても、『これをやればどうなるか?』 といったことが予想できない子というのはいます。
練習を見ていると、当クラブも今のうちに手を打たないとそのような課題を抱えるのではないか…と思われる選手はいます。

計画を立て実行して
間違いがあればフィードバックして
修正する

といった実行機能が低ければ、容易に間違った選択をします。
間違いに気づいていないため、修正の段階にすら取り組めていない選手もいます。

また感情コントロールが不十分であれば正常な判断ができなくなります。
正常な大人でもカッとなったら判断を誤ったりします。
学業成績向上ややスポーツの競技力向上だけでなく、 問題解決能力や感情コントロールといった 「社会面の力」が非常に大切だと考えます。

ただやはり、勉強やスポーツができるに越したことはありません。
学習やスポーツでの挫折が問題行動などにつながるケースもあります。
そのためには、学習の土台となる見る力、聞く力、 想像する力をしっかりつけていく必要があります。
黒板の文字を見たり、上手い選手のプレーを手本にして練習してみたり、先生や指導者の話を聞いたりする力が弱い子どもは学習面でも競技力向上の面でも不利になる可能性が非常に高いです。

さらに、身体面のアプローチも欠かせません。
身体的不器用さは、人にぶつかって怪我したりもしくはさせたり、物にぶつかって壊したり、 手先が不器用だったり、力の加減が下手だったりすることにつながります。
コミュニケーションにも問題が発生しやすいですし、スポーツであれば言うに及ばずです。
また身体的不器用さを周囲に知られ自信をなくすことでイジメのきっかけになる場合もあります。

したがって、 「社会面」「学習面」「身体面」の3つの方面からの子どもの理解とトレーニングが必要と考えます。

・認知ソーシャルトレーニング (Cognitive Social Training: COGST) →社会面

・認知機能強化トレーニング (Cognitive Enhancement Training: COGET) →学習面

・認知作業トレーニング (Cognitive Occupational Training: COGOT) →身体面

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